インタビュー:トレイルランニング大木 克彦 様

2018年 富士山頂往マラニック 往復(予定)
ONTAKE 100(予定)
ウルトラトレイルマウントフジ (予定)
2017年 フロストバイマラソン ハーフ
富士山頂往復マラニック 往復
ONTAKE 100
2016年 群馬サファリ富岡マラソン
日本山岳耐久レース(ハセツネ)
おんたけウルトラトレイル100

トレイルランを始めたきっかけを教えていただけますか。

実は、以前椎間板ヘルニアに発症し、その対策で運動を始めたのがきっかけです。
学生時代はマラソンや水泳といった運動とは縁が無く、特にこれと言った運動習慣はありませんでした。そして社会人になり、不摂生な生活が続いた結果、30台半ばにて椎間板ヘルニアという病気を発症させてしまいました。この症状が収まる間は歩くこともままならず階段の上り下りでさえも苦痛となる状態が約半年ほど続きました。
当時、治療中の主治医にどうしたらよいかと聞いた時、先生から「手術よりタバコをやめて運動をするなどの生活習慣の改善が必要だ」とはっきり言われ、それから運動を少しずつ始めました。
最初は、お年寄りの方々に交じって、プールで歩くことから始めました。症状が良くなってくると、徐々に走り出し、マラソンの距離を走るようになりました。そして自転車を買い、トライアスロンを始めました。当初はトライアスロンを趣味に活動していましたが、冬はトライアスロンもできず、冬のシーズンオフトレーニングをどうしようかと思っていたときに、山を走るトレイルランというものがあると知り、トレランのレースに参加し始めました。トレイルランニングのレース自体、当時は珍しかったのですが、出てみたところ、広大な自然や天候、そして毎回変わる状況の変化に刺激を受け、どんどんトレランへの道にのめり込んで行きました。
体質改善をしようと決断したのは30台半ばですから、本格的に競技に出られるようになってからは6〜7年です。まだまだ初心者ですね。

最初に参加されたときの印象はどうでしたか?

イメージとはまったく違いました。本当にきつかったです。苦しさの中にも、少しの幸せを感じていくスポーツだと思います。通常の登山ですと、1日10キロ程度歩くわけですが、トレイルランニングですと、1日30キロは走りますので、2日先の世界にたどり着けます。
マラソンとの比較で言えば、ハーフマラソンを完走できたときに、10キロのトレイルランニングに出ることができるぐらいの感覚でしょうか。ちょうど走破する時間が同じぐらいです。

筋力トレーニングも積極的に行われています。

椎間板ヘルニアになってしまったこともあり、予防の意味も含め、筋力トレーニングを日々行っています。また、マラソンなどの長距離走だけやっていると、長距離選手としての体型になりがちなので、筋トレもあわせて行っています。
また、私の妻が管理栄養士なので、食事のケアやアドバイスを妻がしてくれます。私の身体の半分は妻がつくったようなものです(笑)。
ですから、どちらかというと筋トレをメインしているので、トレイルランニングのレースには、年に何回かしかエントリーはしていません。筋肉の量を増やすための食事やカロリー摂取をしていますので、体重が重くなってしまい山で走ることが難しいんです。そのため本番のレース前3〜4ヶ月前から減量してレースに挑むので余り多くは出ることができません。1回の減量幅は大体6〜7キロ位で体脂肪は16%より10%以下に調整し大会へ挑みます。

粉飴を知ったきっかけを教えてください。

筋トレを本格的に始めたころからなんですが、 ある時、飲んでいるプロテインの成分表を見たら殆どの成分がマルトデキストリンとホエイプロテインということを知り、マルトデキストリンについて調べてみました。
その結果、マルトデキストリンは、砂糖などに比べて吸収が早いので、これはいいものだと確信し、粉飴という商品と出会いました。
また、私は甘いものが好きではありませんので、甘くないのでたくさん摂取できますし、カロリーも十分にあります。しかもなんといっても価格が非常に安いので、私にとってこれ以上のものはありませんでした。
以前、筋トレをする時に某大手メーカーのプロテインを飲んでいましたが、価格が高く1回で飲む回数や量を減らしていました。この粉飴との出会いにより自分で色々なプロテインや味を変えて飲むことが出来、価格もそうですが、味の変化もその日の気分で変更できるので大変気に入っています。

粉飴の良さはどこにありますか。

価格の魅力もさることながら、マルトデキストリンは、吸収が早く、代謝がいいのですぐにエネルギーになります。そういう意味でも、トレイルランニングには非常に相性がよく、効果的だと考えて摂取をしています。
また、筋トレの増量期には粉飴の容量を増やしてプロテインと混ぜれば甘ったるくないお手軽最強ドリンクが出来て満足しています。
増量期間中は粉飴とプロテインを50:50の割合で溶かし牛乳で割り、飲んでいます。粉飴と牛乳の相性はとても良いです。反対に減量期間は粉飴を入れずプロテインのみと糖質制限をすることで、減量が可能になります。

トレイルランニングでは、どのように摂取されているのですか?

ジェルが販売される前は粉飴とBCAA を飽和状態になるまで濃く作り、ビタミンCを追加しさっぱりさせたものをつくっていました。ほぼ今の粉飴ジェルですよね。今はジェルがあるので、もう作っていませんが、当時意外と楽しんでつくっていた記憶があります。
摂取タイミングは大体1時間おきに1食と粉飴1個が理想ですが、実際は後半食欲がなくなるので、粉飴と1食を2時間ぐらいの間隔で補給しています。
最近は、少ないカロリーでも対応できるようになってきましたので、BCAAというアミノ酸サプリと粉飴を、粉飴4、BCAAが6ぐらいの割合で持っていきます。そんなに多くは持っていきません。2000キロカロリーぐらいです。

トレイルランニングを始めたいとお考えの方は非常に多いと思います。そうした方々にアドバイスをお願いできますか。

まず認識しなければならないのは、トレイルランニングは山道を走るということです。上ったところをまた降りるわけですから、マラソンをやった人からすると「せっかく登ったのに、また降りるの?」という感覚かもしれませんし、「心が折れる」という感覚を持たれるかもしれません。そういう意味で、精神力は必要でしょう。私たちからすれば、山は登るだけではなく下りもあるわけです。
さきほども言いましたが、ロードを20キロ走れるようになって、ようやく10キロのトレランができるという状態ですから、相当きついスポーツであることは確かです。
また、トレイルランニングの基本は、自己責任です。誰も助けてくれませんので、自分の身体と駆け引きをしなければなりません。100%の力を出し切ってしまい、動けなくなってしまったら大変なことになってしまいます。体力が100あるとしても、100すべてを使わないことが大切です。余力を残して最後まで走るのが、トレイルランニングだと思います。
ゴールが見えないところでは何があるかわかりませんので、体力を温存しておくことが重要です。
その余力があるからこそ自然も楽しめるわけですし、自然と一体になった感覚を持てるのではないかと思います。

ただ、マラソンは歩いたら終わりというイメージがありますが、トレイルランニングは、歩いても全然かまいません。最初は、ほとんどの人がタイムは考えていないと思います。
タイムを追求している人もいますが、大半の人は、自分自身に挑戦しながら、レースを完走したという達成感を求めて走っています。タイムも追いたいところでありますが、まずは怪我をしないように楽しむことですね。怪我をしたら家族も悲しみますし。
みんなレースが終わった翌日は、「もう出ない」と言っているのですが、3日後には、次のレースを探しています(笑)。苦しさ2倍、楽しさ4倍という感じでしょうか。

きつさゆえに、達成感もひとしおですよね。椎間板ヘルニアで苦しまれている方も、大木さんのご活躍には希望を持たれると思います。今後のご活躍をお祈りしています。

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インタビュー:トレイルランニング駿谷明宏様

危険を伴うトライアスロンやトレイルランニングで一歩先に行くには、栄養補給も慎重な準備が欠かせない。

主な参加レース

2018年 OSJ ONTAKE 100 160km(予定)
ウルトラトレイル・マウントフジ 160km(予定)
小江戸大江戸 200km(予定)
2017年 伊豆トレイルジャーニー 71km(予定)
大田原マラソン 42km(予定)
日本山岳耐久レース(ハセツネ)71km 男子総合 170位
古河はなももマラソン 42km 男子45-49歳 119位
イタリア・トルデジアン 330km 総合226位
おんたけウルトラトレイル 100km 総合103位
全日本トライアスロン宮古島大会 総合92位

自然を楽しめるのがトレイルランニングの魅力

トライアスロンやトレイルランニングを始めたきっかけを教えていただけますか。

社会人になってからはスキーをやるくらいで、30代はほとんど運動していませんでした。当時ダイエットのためにスポーツジムに行ったのが40歳くらいですから、走り始めたのは最近なんです。トライアスロンをはじめて4年ほど、トレイルランははじめて3年半ほどです。

ジムに通い始めたときは、その後トライアスロンやトレランをやることになるなんて、まったく想定していませんでした。でも、ジムで運動する知り合いができて、その中には走る人たちがいて、次第に一緒に走るようになりました。そうすると、トライアスロンやトレランをやっている人たちとも知り合って、輪が広がって仲間に入れてもらった感じです。

ただの趣味では終わらず、大会に出ることになったきっかけはありましたか?

段々と欲が出てくるからではないでしょうか。短い距離のレースに出たら、次はもう少し長いレースに出てみようか、など欲が出てくるんですよ。あとは、何かの大会に出場したら思っていたより順位やタイムが良かったりすると、次はもう少し練習したらもっといけるというモチベーションになりますよね。

私は走り始めて1年後くらいから大会に出ていました。結果を求めず、出るだけなら、キャリアがなくても出られますからね。

初めて参加したトライアスロンのレースは、「五島長崎国際トライアスロン大会」のミドルタイプ(スイム2キロ、バイク124キロ、ラン21.1キロ)でした。その初めてのレースで、なんと年代別の3位に入賞してしまい、俄然やる気になりました。

トライアスロンとトレイルランニングはまったく違うものですか。

持久力という点ではトライアスロンとトレランは同じだと思いますが、トレイルランニングはほとんどが走る運動で、トライアスロンはスイムとバイクとランというまったく違う3種類の運動をしなければならないのが大きな違いです。トレイルランニングは、山を走ることに特化しているので、体重が軽くないと厳しい競技です。トライアスロンは、体重があっても大丈夫で、むしろ体重があるほうがバイクは速いでしょう。求められる筋肉も違いますから、トレイルランニング専門の方とトライアスロン専門の方では、体型が違います。

トライアスロンとトレイルランニングは別物なんですが、トライアスロンの練習の一環としてトレイルランニングをやる方もいらっしゃいます。また、トライアスロンからトレイルランニングに転向するという方もよくいらっしゃいますね。

駿谷さんにとってトレイルランニングの面白さは何ですか。

普段は都会で生活して仕事をしている私にとって山は非日常の世界なので、走っていて単純に気持ちがいいんですよね。

それに、トライアスロンやマラソンでは、どうしても順位やタイムが気になるんですが、トレイルランニングは、自然の中で楽しめればいいという気持ちが強く、あまり順位やタイムが気になりません。

フルマラソンやトライアスロンでは、そういうことはほとんどないんですが、トレイルランニングでは、ずっと一人という時間帯がよくあります。例えば、「上州武尊山スカイビュートレイル」は、距離が約130kmあって、丸一日寝ないで山を登ったり下ったりして山の中を巡るんです。夜中に1人で山道を登るなんて、独特の体験だと思います。

東京近郊では、トレイルランニングのメジャーな練習場所は高尾山や丹沢です。でも、日本アルプスに行ったときは、自然の美しさに圧倒されて日本にこんなところがあるのかと思ったほどです。

トレイルランニングの練習は、どのような内容でしょうか。

練習は、一日中、山の中を走るしかないですよね。普段はトライアスロン用として仲間と一緒にランやバイクの練習をしていますが、イタリアには行程が330kmというトレイルランニングのすごいレースがあって、今年はそれに出場する予定です。330kmなんて初めての距離ですから、相当練習しないといけません。今年はその大会に向けて一泊二日〜二泊三日で北アルプスや南アルプスを縦走したいです。

今年は月に1回ペースで大会に出場する予定です。もちろん本番として出る気合の入った大会もありますが、本番に向けた調整や練習という目的で出るレースもあります。私にとって大会に出ることも練習の一環なのです。

競技では、必要な栄養を慎重に準備

当時は医療用としてしか販売していなかった粉飴をどのようにお知りになりましたか。

3年ほど前から粉飴の粉末を使っています。それ以前のトライアスロンをメインにやっていたときは、主にジェルを使っていました。ジェルの値段が高いことが気になってネットで情報を探したら粉末の粉飴を混ぜて自作ジェルをつくっている人がいたんです。それで粉飴の存在を知りました。

そのころから、どんな栄養をどのように、どのくらいのペースで補給すればいいのか独自に研究しましたね。

トライアスロンではどのような補給をしていますか。

私の場合は、練習のときは固形物で栄養をとることが多いですね。何も口に入らないような切羽詰まった状態にはなりませんから。大会が近づくと粉飴を入れたドリンクやジェルをつくって、栄養補給のシミュレーションもしながら練習します。

本番のときは、ボトルにジェルや粉飴やアミノ酸などを入れて水を混ぜて飲みやすくしたものを使います。バイクのときには栄養補給するものをバイクに取り付けることもできますし、途中にエイドでボトルを交換したりすることもできます。

最後まで力を出し切るために、ランのパートでも栄養補給は必要です。暑くて脱水ぎみで疲労がたまっていることが多いので、ジェルの封を切るのも面倒だし、ジェルを噛んで飲み込むのも疲れます。ですから、私は小さなジェルボトルを2つ用意して、ちびちび飲むというやり方です。

トレイルランニングでは、どのような栄養補給の装備をしていますか。

大会のときは、消費カロリーや必要な摂取カロリーを計算して、それを全部ジェルとドリンクで栄養を補給します。ただ、消費カロリーをしっかり補おうとすると、ものすごいカロリーになるんです。それを時間内に摂取したら、胃がやられてしまうので、1時間に240キロカロリーを上限に自作のジェルを持って走ります。

距離によって内容は多少変わりますが、先日参加した130kmのスカイビューでも、1時間に240キロカロリーを摂取するようにしました。その大会は数十キロおきにエイドもあり、そこで補給するエネルギーも考えて、装備するジェルの量を決めました。そのときは、荷物に10個か15個くらいのジェルを入れてスタートして、途中の補給所で同じくらいの量を再度詰めました。トレイルランニングのときは、そのジェルの封を切ってそのまま食べますが、疲れてから一気に飲むと胃がやられてしまうので、時計を見ながら30分から1時間おきくらいのペースでエネルギー補給をします。本当はアラームを鳴らすなどして、きっちり一定時間ごとにとればいいんでしょうけれど、レース中は時間の感覚が鈍って忘れやすくなります。過去には、胃がおかしくなって、口にいれたものが消化されないのに胃だけが膨れて、ハンガーノック状態になったことがあります。ですから、同じエネルギー量をとるにしても、一気に飲むより、少しずつ飲むほうがいいです。

小さめのジェルのほうが使いやすいですか。

たしかに、小さいと口に入れやすいですし、胃のことを考えれば、50キロカロリーくらいの小さなジェルをこまめにとるといいのですが、ゴミとなるパッケージが増えるという問題が発生します。トレイルランニングのときは、とにかく身軽でいたいので、パッケージのゴミもできるだけ少なくしたいのです。悩ましいですね。

粉飴の粉末だけを持って走り、途中の水道で水をもらって粉飴を溶かすというのはいい考えですよね。水はどこかしらにありますから。レースでは時間の制約があって無理かもしれませんが、私も普通の登山のときにでも、ボトルと粉末だけを持っていくのをやってみようと思っています。

粉飴の良さはどういうところだと思いますか。

まず、価格の安さですよね。私は栄養補給を作業だと思っているので、美味しいに越したことはありませんが、特に味を期待しません。でも、市販のものは味が濃いですよね。

粉飴は成分がシンプルで、自分の好みに調合して使うと、自分でわかっているという感覚があるので安心ですよね。

ダイエット目的でトライアスロンにチャレンジする方もいらっしゃいますが、さらに糖質制限ダイエットをする方もいます。どのようにお考えですか。

私も普段の生活では炭水化物を抑え気味の食事をとりますが、運動しているときは別ですよ。運動していない方がダイエットのために糖質や炭水化物を減らすのは理解できますが、私の場合はパフォーマンスが目的ですから、それに必要な糖質や炭水化物はちゃんととります。栄養について知りたいと思ったら、ネットには個人のブログから専門家の研究発表まであるのに、テレビの情報番組の影響が大きいんでしょうね。

トライアスロンやトレイルランニングをしていると、日常生活では気が付かなかったエネルギーの大切さについて身をもって知ることになります。長いレースで補給がうまくいかなくなると、筋肉分解が起こります。そうすると、ものすごい筋肉痛になるんです。レース後はもちろんですが、レース中からもすごく痛くなってパフォーマンスが上がらなくなるんです。そういう経験をして何とかしようと思って調べると、栄養の正しい取り方に行きつきます。

トライアスロンやトレイルランニングをする方が増えているようです。

ここ数年でとても増えましたね。NHKでも耐久レースの番組があったり、ジャングルや砂漠のレースにも日本人が出場したり、年齢層も幅広くなりました。年代でいったら40代がボリュームゾーンかもしれないですね。経営者でトライアスロンをしている人も多い気がします。ビジネスの成功とトライアスロンにどれくらい関係があるかわかりませんが、ビジネスにしてもトライアスロンにしても、集中できるタイプなんでしょうね。

トライアスロンをやる人の中には、楽しめればいいという人もいれば、頑張った末の結果を知りたいという人もいます。どちらに軸足を置くかによって取り組み方が変わってきます。目標に向かってひたすら頑張るという点では、経営者がトライアスロンに向いているというのもわかる気がします。

トライアスロンやトレイルランニングは、屋外で自然を相手にするスポーツなのでけがをすることもあるし、危険も伴います。ですから、栄養補給も慎重に準備をしておかないといけないと思います。行き当たりばったりでもある程度のところまではいけますが、その先にいくには慎重な準備が欠かせません。

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インタビュー:ウルトラマラソン&トレイルラン藤田 慎一郎 様

フリーランスの写真家として活動される中、健康のためにとはじめたジョギングから、数年後にはウルトラマラソンに挑戦されたという藤田慎一郎様。
ウルトラマラソンを人生にたとえ、あえて苦しさを味わうことも人生には必要であり、仕事にも生活にも生きていると語っていただきました。アマチュアランナーでありながら、ウルトラマラソン、トレイルランを通じて、充実した人生を歩む藤田様にお話しを伺いました。

主な参加レース

2017年予定 スパトレイル(6月)
おんたけウルトラ100km(7月)
TDS(8月)
小海100(9月)
2016年 スパトレイル72km
上州武尊スカイビューウルトラトレイル129km
2015年 美ヶ原トレイルラン80km
ハセツネカップ71.5km
2014年 野辺山高原100kmウルトラマラソン
2013年 四万十ウルトラマラソン100km

健康のために、ジョギングから始められたとお聞きしました。

私はそれまでスポーツ自体ほとんど経験がなく、2010年ごろ、健康のためにジョギングから始めました。走っているうちに楽しくなり、走り始めて1年ぐらいで「青梅マラソン」(30キロ)にチャレンジし、その後、フルマラソンを飛び越え、四万十ウルトラという100kmのレースにでてしまいました。そして、ウルトラマラソンと呼ばれる100キロ以上のマラソンやトレイルランに魅せられ、現在はそうしたレースに年に何度か参加させていただいています。

マラソンよりもさらに過酷なウルトラマラソンに挑まれたのは、どのようなきっかけがあったのでしょうか。

あくまでイメージですが、42.195キロのマラソンは、基本的にタイムを競うものなので、ずっと同じペースを保ちながら走るわけですが、それがなんとなく辛い気がしました。100キロ以上のロードレースやトレイルランは、同じ距離であったとしてもコースによってタイムは全然違いますし、そのときの状況によっても大きく違います。
また、100キロともなると、一定のペースで走り続けるのは私には不可能ですから、途中で休んだり、歩いたり、レース自体を楽しみながら参加しています。第一、トレイルランは、上りの坂道で走ることなどできませんから。

100キロのロードレースは本当にきついですが、この苦しさを乗り越えることができれば何でも乗り越えられる気がします。レースが終わったあとのお風呂や食事は充実感でいっぱいになりますし、普段からストレスを自分自身に与えておけば、ストレス耐性もつき、なんでもできる気がします。

ウルトラマラソンの魅力を教えていただけますか。

まず言えるのは、100キロ以上のロードレースに参加する人たちは、練習を積み重ねてきた人しかいないということです。中途半端な気持ちで参加することはできませんから、この日のために準備し続けてきた人たちの集まりです。スタートラインに立ったときの雰囲気といいますか、この人たちと同じスタートラインに立っているというだけでも参加してよかったと思えます。
ですから、参加者は年代も幅広く、心身ともに充実されている40歳代、50歳代のベテランの方々もたくさんいらっしゃいますし、女性もかなり多く参加されています。
おかげさまで新しい友人もたくさんできました。みんな同じ目標をもっていますから、一緒に練習したり、コミュニティをつくったりしています。
みなさんストイックで、勉強熱心ですから、得るものもたくさんあります。

お仕事への影響もありましたか?

私は写真家で、昔、縄文杉の撮影をしたことがありましたが、そのときは肉体的にも精神的にもつらかったのですが、写真家としてのテリトリーも広がったと思いますし、今なら体力的にも大丈夫だと思います。

競技中、または練習中の栄養補給について教えていただけますか。

100キロともなると10時間以上かかりますので、私には、少なくとも1時間に100キロカロリーの栄養が必要です。走っているときは、タンパク質は不要で、糖分とミネラルが大切だと思います。
粉飴の場合だと、水100CCに粉飴250gを溶かし、乳酸菌飲料(濃縮)60CCとレモン汁でフレーバーをつけて、ゼリー状によく混ぜます。粉飴は1グラムで約4キロカロリーなので、これで約1100キロカロリーの栄養分は確保できます。
目安として1時間に100キロカロリーをベースに摂取するようにしています。大切なことは、必ず1時間おきに摂取することです。体に入れても消化・吸収するのに時間がかるからです。2時間おきに倍のカロリーを摂ってもだめです。実際のレースでは、タイマーをセットして、45分に100キロカロリーを摂るようにしています。
その点、粉飴は他の食品と比較しても吸収が早く、すぐにエネルギーになってくれますから、非常に重宝します。
ただまとめてゼリー状にしておくと、一度にどれだけ摂ったか分かりにくいので、本当は小分けにしたほうがいいと思います。私も、5個パックになっているパンを利用することもあります。

栄養補給に関しては、個人によって差があるものですか。

栄養補給に関しては、トップ選手でも、様々なお考えをお持ちです。個人によっても適しているものとそうでないものもありますから、自分に適したものを選ぶことが大切です。おにぎりがいいという人もいれば、菓子パンがいいという人もいます。第一、好きなものでも、丸一日同じものを摂っていたら飽きてしまいます。

他に何かこだわられていることがありましたら教えてください。

ウェアにはこだわるようにしています。発汗も激しいですから、天候や状況に応じた、ウェアリングを含めた準備はとても大切です。
特にトレイルランは、山登りの要素も含めたレースですから、自分で様々なことをマネジメントしなければなりません。食料はもちろん、ファーストエイドキットと呼ばれる自分を守るためのものは自分で準備しなければなりません。

貴重なお話、ありがとうございました。

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